koohiiko77の日記

感じたこと、伝えたいことを書いていきます。

誠実な人とはどんな人?

昨日鳥居弘文さんの「隠居系男子」の「倫理観と誠実さを持ち合わせ、人柄が良くセンスあるヤツが勝つ時代。 | 隠居系男子」を読み、考えたくなったことがある。誠実な人とは、どんな人のことを指すのか考えてみたくなった。

 

誠実な人とはどんな人のことを指すのか

①:約束を守る

②:遅刻しない

 

一番はじめにパッと思いつく、私にとっての誠実な人間の条件はこの2つである。そして意外と(意外じゃないのか?)、この2つの条件を守れない人は多い。

 

約束を守れなくても、特に友人関係にヒビが入らない人もいる。またたびたび遅刻をしてきても、許してくれる人もいる。けれど私は約束を守らず、遅刻をしてくる人達の一部になんとなく、心の中で壁をつくってしまう。その違いは何なのか。

 

「ごめんなさい」を素直に言えない人が苦手だ。

 

「ごめんなさい」が言えない人は他者を敬っていない人

ごめんなさいを言えない人は、なんとなく自分の行動を言葉で肯定しようとする。朝が苦手で、とか、いいじゃん、とか。時には約束を守れない、遅刻をしてくる彼らを許せない私に対して、え、怒ってるの?と聞いてくる人もいる。いや、怒ってるよ。

 

誠実な人というのは相手の事情に敬意を払える人のことなのだ。おそらく相手が遅刻をしてもなんとも思わない人もいると思うし、ごめんなさいを言われなくても気にしない、という人もいるだろう。

 

けれどみんながみんなそんなに心が広いわけではない。だから「ごめんなさい」を言ったほうが良いのだ。たとえ自分が友人が約束を守れなくても全然平気でも、もしかしたら相手は約束を守ってもらえなかったことを許せない人かもしれないから。

 

相手と自分は価値観が違う、という当たり前のことを忘れないようにして、コミュニケーションは取った方がいい。

 

「ごめんなさい」は私と誰かの価値感の違いを埋めるための、大事なコミュニケーションツールだ。ごめんなさいと言えばまた会話がつづいていくし、ごめんなさいのあとにお互いの違いを言い合える。私、遅刻にあんまり寛容じゃないの、とか、俺、遅刻まったく気にしない人なんだ、とか。価値観の確認作業ができる。

 

誠実な人って、お互いの違いを踏まえたうえで他者とコミュニケーションが取れる人のことなのかも。

 

相手と自分は価値観も、嫌いなものも、連絡をする頻度も、金銭感覚も、人生の優先順位も何もかも自分とは違うのだ。違うのが当たり前なのだ。

 

相手をこうだと「決めつけない」という自分への約束が、誠実さへの第一歩だ。