koohiiko77の日記

感じたこと、伝えたいことを書いていきます。

いや、話し合おうよ

実家がお金持ちかそうでないかと聞かれればお金持ちだ。しかし当たり前のことだが私のお金ではない。私のお金ではないのだが、援助はたくさんしてもらった。

 

22歳の大学を卒業するタイミングで一人暮らしになった。一人暮らしを始めた理由は、私のメンタルがぐちゃぐちゃだったからだ。とにかく家を出たい、ここではない居場所がほしい。本当に、めっちゃくちゃな状態だった。まあ甘ったれていたのである。

 

甘ったれていた自分を思い出すと、なんだかその都度母が隣にあらわれる。母は甘ったれていた私を助けようとして、たびたび私のそばにいた。しかし残念なことに状況は好転せず、私は今も決して「いつでも元気!大丈夫!」という状態にはなっていない。人前で泣いたり不安定になったりはしなくなったが、落ち込んで1日ただ部屋のどこかで寝そべっているだけの日もある。

 

ただ、自分の機嫌の取り方はさすがに覚えた。自分が何をすれば傷つくのか、何をするのが苦手なのかはわかった。自分を守るコツをやっと掴めてきたのだ。

 

今年に入って、実家は新しく家を建てた。一人暮らししている私の家の近所にである。一階は賃貸として貸し出し、2階には私か兄が暮らすという計画だったそうだ。

 

私は家を建てる相談を一言もされていなかった。家を建てるのは、母が決めたことだった。

 

自分はその家には引っ越さないということを家族に伝えると、もちろん反対された。家賃もかからず、今払っている家賃の分まで貯金ができるのにどうして、と言われた。そりゃそうだ。さらに家の建つ場所は都心の一等地である。私も何でこんな良い条件を断っているのかよく分からない。

 

自分でもよく分かっていないから、いま考えたい。

 

多分、引っ越してしまって、自分がだめになってしまうのが怖いのだ。甘ったれなりに、これはまずいと危機感を覚えた。

 

そして母は引っ越しを断った私を責めた。暗に私のために家を建てたのに、と伝えはじめた。いやいや、事前にはっきりと明確な言葉で相談してよ。家建ててからそんなこと言われても。

 

何もかも人のせいにはしたくない。だからこそ、線を引くときがやってきたのだ。本当のこと言うともっと前からやってきていたのだけれど、なんとなくずるずるとしていた。

 

心の中で線を引いて、私は自分の仕事に戻ろうと思う。